あやね
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投稿日 Oct 27, 2022, 更新日 Mar 13, 2023

クラウド共有が可能なデザインツールとして人気のFigma。2022年はAdobe社との統合などで今後の動向に非常に注目が集まっています。この記事では、これからデザインを学ぶ人やデザインツール初心者に向けて、心強い味方となるUIキットについて解説をしていきます。

Figmaはユーザーが必要と感じる機能をプラグインで追加しながら、オリジナリティのある使用感を可能とするデザインツールです。数あるUIキットから、FigmaでおすすめなUIキットを厳選して5つご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

1. デザイン初心者にUIキットがおすすめな理由とは?

figmaのuiキット

サービスとユーザーを効果的に繋ぎとめるためのデザイン構築をUIデザインと言います。昨今のデザイン業界ではコンテンツのレイアウトや操作性をより重視しており、ユーザーに飽きさせないデザインを作成することが、WEBデザイン業界の最前線で活躍するデザイナーに求められているスキルと言えるでしょう。

デザインをこれから勉強する人や駆け出しのデザイナーにとって、質の高いデザインを作成するというのは空を掴むような感覚を感じるかもしれません。デザインツールを開いたものの、なかなか思うように作業が進まないといった経験は誰しもあるハズです。そこで活躍するのがUIキットです。

今回は人気のデザインツールFigmaのUIキットを中心に紹介していきます。

1.1 UIキットとは?

UIキットとは

UIキットとはテーマに合わせた、詰め合わせのようなものと考えてもらえれば分かりやすいでしょう。Figmaは必要最低限の機能を標準搭載しており、ユーザーが必要と感じる機能をプラグインでインポートすることで、業務の幅を広げていく特徴があります。

プラグインはFigmaを愛用するデザイナーが自主的に作成したものが多く、これがあれば便利!といった観点で作成されています。最新のiosに対応したUIキットや、UIデザインをこれからはじめるスターターキットなどもあるため、非常に豊富な種類がリリースされています。

1.2 UIキットを使用するメリット

UIキットを使用するメリットは、誰でもすぐにUIデザインを開始することができる利便性が特徴的です

UIキットを使用すれば一からデザインを行う必要はありません。そのためデザイン初心者でも完成されたUIデザインを行うことができるでしょう。また最新のトレンドを肌で感じることもできるため、次に作成するコンテンツへのアイデアやインスピレーションを得ることもできるハズです。

1.3 UIキットを使用するデメリット

UIキットを使用するデメリットは、他社製品やサービスと差別化することが難しいことです

例えば社内で利用するコンテンツのように商業利用を考えていないデザインを行う上では非常に便利ですが、多くの企業が乱立する業界に新規で参入する場合などは、サービス自体に余程の価値が無い場合は、デザインでアドバンテージを得ることはできないでしょう。

またデザイナー自身もUIキットを日常的に使用することで、自分から新しいデザインを作成する習慣を失ってしまうため、想像力や企画力を養う機会を失ってしまいます。

UIキットを使用する注意点はご自身の作成したデザインを客観的に捉え、固定観念に支配されてはいけません。

2. 人気デザインツールFigmaのUIキット5選

2.1 種類の多さなら:Card Components Free Ui Kit for Figma

おすすめのfigmaのUIキット

Card Components Free Ui Kit for Figmaはとにかく無料で使用できるコンポーネントの数と種類の豊富さが特徴的です。

90種類以上のカード型のコンポーネントを利用することができるため、これからUIデザインを開始する新人デザイナーには心強い味方になるハズです。

Card Components Free Ui Kit for Figmaはカード型のコンポーネントに特化しているため、その他のデザインは他のプラグインをインストールすることでカバーしましょう。

2.2 最新iosへの対応なら:Figma iOS 15 Free Demo Version

figmaのiosのUIキット

Figma iOS 15 Free Demo Versionは最新のiosに対応しているUIキットです。

16種類の無料テンプレートからドラッグ&ドロップで最新のOSに対応しているUIキットを利用することができます。Figmaはiosのバージョンアップの度に新しいプラグインを更新し続けています。そのため、ios向けのUIデザインにもすぐに対応ができるでしょう。

2.3 日本語対応に特化したUIキット:JDD | JP + Ui Kit iOS

figmaの日本語のUIキット

JDD | JP + Ui Kit iOSは日本人デザイナーが作成したプラグインです。Figmaの標準言語は英語のため、多くの日本人デザイナーは英語を和訳することで、Figmaを使い始めたハズです。

Figmaの標準仕様には明朝体やヒラギノなど日本語フォントを導入していないため、フリーの日本語フォントをインポートすることで、日本語を使用したデザインを作成する必要がありました。

JDD | JP + Ui Kit iOSであれば、日本語フォントを標準的に搭載しており、日本人向けのセールスを目的としたサービスを構築する際には非常に便利なプラグインとなるでしょう。

2.4 ポートフォリオ作成に向いている:Responsive Portfolio Template

Responsive Portfolio Templateはポートフォリオ作成に特化したUIキットです。個人事業主やフリーランスの方であれば、ご自身の経験やスキルを売り込むために作成するポートフォリオ。

Responsive Portfolio Templateは24種類のテンプレートを搭載しており、officeソフトのPowerPointで作成したようなポートフォリオをすぐにデザインすることができます。

2.5 初心者向けのFigma Starter Kit 1.4

Figma Starter Kit 1.4は文字通り、Figmaを初めて利用する人向けのスターターUIキットです。

Figma Starter Kit 1.4にはUIを向上させるためのボタンや入力フォームなどが完成された状態で収録されています。シンプルなデザインが多いため、こだわりを持ったデザインを好む人には向いていませんが、すぐにでもコンテンツを作成したい人におすすめのUIキットです。

3. Figmaの代替品を考えている人にはPixsoという選択肢

figmaの代替品Pixso

脱Figma・脱Adobeを検討している人には無料デザインツールPixsoという選択肢が良いかもしれません。Figmaを愛用してきた多くのデザイナーは、クラウド上で共同作業が可能という点に魅力を感じていたハズです。またAdobeXDを利用しているユーザーはAdobe製品の互換性や、機能性を重視しているハズです。

話題を集めているPixsoは次世代のコラボレーションデザインツールというキャッチコピーのもと、リアルタイムでクラウド上で共同作業が可能なデザインツールです。無料で使用できる点や、安心の日本語対応が標準仕様となっていますので、非常にユーザビリティに優れたデザインツールと言えるでしょう。

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まとめ

UIキットはこれからデザインを学ぶ人や、新人デザイナーには非常に重宝されるコンテンツです。ですが飽和した業界内で勝ち抜くには、他社と明確に差別化された自社の商品を生み出す必要があります。UIキットからヒントを得つつ、独自性に溢れたデザインを作成することを心掛けていきましょう。

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