新しいサービスを構築する際に、ユーザーに対するアプローチは非常に重要となります。現代はモノもサービスも溢れているため、良いものをリリースすれば多くのユーザーが利用するという時代は過去のことです。サービスとユーザーを効果的に繋ぎとめるUI・UXに注力する企業も年々増えてきています。
今回はWEBデザインにおけるデザインの方向性の決め方について解説していきます。世界的に有名なAppleとGoogleを例に、iosとandroidデザインシステムの違いと、現在デザイン業界が注目する汎用性の高いUIデザインツールをご紹介していきます。
1. iosアプリとandroidアプリのUIデザイン性の違いとは?
1.1 根本となるデザインシステムの違い
若年層を中心に人気のiPhoneですが、国内のスマートフォンユーザーの多くはiosとandroidユーザーに2分されることでしょう。インターネットに接続する際にiosであればsafari、androidであればGoogleを使用します。
両方使用したことのある人であれば分かると思いますが、iosとandroidはタブやメニューに対して役割が異なります。長年ios、androidを使用しているユーザーが異なるOSのスマートフォンを使用するとやはり抵抗があるハズです。
このユーザーに対するアプローチはなぜ起こるのでしょうか?それはiosとandroidでデザインを行うデザインシステムが異なるためです。
1.2 デザインシステムとは?
デザインシステムとは、デザインを作成するためのマニュアルと考えてもらえればわかりやすいハズです。デザインシステムは個人でUIデザインを行う際には使用されることはありませんが、法人や企業など商品やサービスに対してブランド化されている場合に用いられます。
ユーザーに対するアプローチを抜本的に変更しない限りは、デザインに一貫した統一性を持たせる必要があります。デザインシステムは社内の誰が作成したとしても、その企業のテイストや雰囲気を壊さないために定められているルールの役割があります。
isoとandroidの有名なデザインシステムを解説していきます。
・iosのヒューマンインタフェースガイドライン
iosのデザインにはヒューマンインタフェースガイドラインというデザインシステムがあります。
ヒューマンインタフェースガイドラインには3つのデザインテーマと6つのデザイン原則があります。ヒューマンインタフェースガイドラインはiosの更新が行われる際に改定されることが多いようです。
ユーザーのニーズを捉えてどの時々に改良を重ねていますが、大元の原則はシンプルさと操作性を重視したデザインが基本となります。
・androidのマテリアルデザイン
マテリアルデザインは、2014年にGoogleが提唱したデザインシステムです。
Googleに寄与するデザインを作成する時の基本原則で、5つの特徴があります。Googleのデザインシステムのコンセプトは見やすく、直感的に操作できるWebページ・サービスを作ることを目的としています。
マテリアルデザインの代表的なポイントは配色を抑える、現実世界の物理的法則に則った操作性、影を作成して立体感を演出するなどが代表的です。
・世界的シェアはandroidのデザイン性が大半
iosユーザーは意外に思うかもしれませんが、実は世界的なシェアで言えばandroidが圧倒的な占有率を誇ります。
iPhoneは高級品というブランドイメージが強く、発展途上国などではandroidスマートフォンの利用が一般的です。そのためOSはGoogleを使用していることがほとんどでしょう。UIデザインを作成する際には、誰をターゲットにしているかが重要となりますが、同時にアプローチする相手が使用するであろうOSにも注目する必要があります。
2. スマホアプリのデザイン性は統一感が大切!Pixsoであれば柔軟なUIデザインが可能
企業のブランドイメージを守るためには、デザインに統一感を持たせる必要があります。統一感を持たせるデザインを作成する上で、デザインの理念や特徴をプロジェクトメンバーにシェアをするには、共同作業が行えるデザインツールが必須です。
今回は2022年最新のトレンド入り間違いなしの無料デザインツールPixsoの3つの特徴を解説していきます。
2.1 対応幅の広いPixso
Pixsoの特徴はデザインツールの作成はもちろん、プロトタイプ、ワイヤーフレーム、モックアップなどWEBデザインにおける様々なデザインが可能です。画像の編集にも対応しているため、ロゴデザインやグラフィックデザインにも対応できます。
必要な機能を追加して使用をしていくfigmaでは、追加するプラグインによって不具合を起こすことは珍しくありません。Pixsoは幅広い機能性が予め搭載されており、それをペースにオンライン上で共同作業を可能としています。
ひとつのデザインツールでさまざまなプロジェクトに対応できる器用さを持っています。
2.2 次世代のコラボレーションデザインツール
昨今のデザイン業界でも人との接触を嫌がる風潮は根強く残っています。そのため現在のデザイン業界のトレンド機能としてオンライン共有が可能なデザインツールのシェアが増えてきています。
Pixsoのキャッチコピーは次世代のUIデザインコラボレーションツールです。Pixsoが提供するクラウド上では複数のデザイナーと共同作業ができるため、作業効率が高くプロジェクトに推進力を持たせることが可能です。
これまでクラウド共有デザインツールではfigmaが代表的ですが、無料プランでは保有できるチームとプロジェクト数に制限があります。また2022年UIデザイン業界のトップニュースでもあるAdobe社のfigma買収などの影響から脱figma・Adobeの動向が注目されています。
Pixsoは無料で利用ができ、更にクラウド上で共同作業が可能なデザインツールとして今後の活躍に期待が持てます。
2.3 安心の日本語対応
UIデザインツールが日本人デザイナーにとって苦手意識のある原因は、現在のデザイン業界の体質によるものが大きいです。世界のトップシェアを誇るAdobe社のAdobeXDを日本人デザイナーが使用する場合、ひと昔前までは英語を翻訳する形でデザインを作成する必要がありました。昨今では日本語対応を開始している数少ないデザインツールのAdobeXDですが、日本語対応し始めたのはごく最近のことです。
Pixsoはリリース段階から日本語に対応しており、無料で使用できるUIデザインツールです。言語の切り替えもアカウントページから簡単にできるため、日本人にとってUIデザインのハードルを大幅に下げてくれていることがわかります。
また文字を入力する際にも、明朝体やゴシック体に対応しているため、日本語フォントを追加する必要が無いことも日本人デザイナーとしては嬉しいポイントのひとつと言えるでしょう。
まとめ
デザインの理念に近いデザインシステムを学ぶことで、世界中で支持されているデザインの特徴を抑えることができるハズです。デザインシステムは、対象となるユーザーを仮定し、ご自身が作成したデザインをリリース前に再度振り返ってみても良いかもしれません。上質なデザインはユーザーに考える時間を与えないでしょう。
Pixsoは現在のデザイン業界のトレンドを取り入れた汎用性の高い無料デザインツールです。現在使用しているデザインツールへの不満をきっと解消してくれる心強いミカタとなるでしょう。