あやね
あやね

投稿日 Aug 22, 2022, 更新日 Mar 13, 2023

世界的な評価を受けているUIデザインツール・Figmaは2021年に日本進出を果たしており、現在でも多くのUIデザイナーに利用されています。FigmaはこれまでのUIデザイン市場に革新をもたらし、オンライン上で複数のデザイナーで共同作業を可能にしたUIデザインツールです。

そんなFigmaの上位互換として2022年に注目を集めているデザインツール・Pixso。Figmaよりも優れている機能や、Adobeとの互換性について解説していきます。今後のUIデザイン業界で求められている機能や需要などを踏まえ、これからの次世代型デザインコラボレーションツール・Pixsoの魅力をご紹介していきます。

FigmaとPixsoを比較した時にこれからのUIデザインツール業界に適している無料デザインツールはどちらなのか?機能面、コストパフォーマンスなどさまざまな視点から2つのUIデザインツールを徹底検証してみましょう。

1. 人気3大UIデザインツールのひとつ!Figmaの得意なこと、苦手なこと

AdobeXDに次いで人気のデザインツールのFigmaはどのような特徴があるのでしょうか?提供されているサービスや、AdobeXDと併用されることの多いFigmaから現在のUIデザインツールに求められているニーズを考察してみましょう。

1.1 世界的シェアを誇るAdobeを利用するデザイナーが多い

現在のUIデザインツールのトップシェアはAdobeXDの一強時代と言えるでしょう。AdobeはイラストレーターやPhotoshopなどさまざまな商品を提供しています。世界中の現役デザイナーの多くはAdobe製品を使っています。ですがそんな人気のAdobe製品でもカバーしきれない部分を他社のデザインツールで補っているという現状にあります。AdobeXDと組み合わせて使用されるUIデザインツールはFigmaが代表的です。

1.2 Figmaをサブで使用するデザイナーの不満とは?

Figmaの実際の利用者の口コミでは、オンライン作業時に動作が重くなるという点です。リアルタイムで作業をする上で、作業が重くなってしまうクラウドではストレスを感じてしまいます。また料金プランによってプランが制限されているため、有料プランへの切り替えを余儀なくされるUIデザイナーも多いようです。

1.3 2022年以降、AdobeXDの相棒になるのはPixsoが最有力候補

AdobeXDは世界中でUIデザイナーに愛用されているデザインツールです。AdobeはイラストレーターやPhotoshopなどさまざまなWEBクリエイターが利用するコンテンツを提供し続けているアメリカのソフトウエア開発会社です。Adobe製品は互換性が強く、Adobe内のコミュニティでコンポーネントの共有ができることで、現役デザイナーもAdobe製品で揃えていることが多くあります。

一方Figmaは2021年に日本に進出したアメリカのデザインツールです。Adobeの相棒としてペアで利用されていますが、Figmaのクラウド上での共同作業と、Adobe製品の充実した機能がUIデザイナーの需要にマッチしているためでしょう。

2. FigmaがAdobeXDの相棒に選ばれている理由とは?

Figmaは米UX Tools(UXツールズ)が例年実施しているデザインツールに関する調査の2021年版で、9部門のうち5部門で1位を獲得しており、世界的に高い評価を受けています。2021年に日本に進出しており、FigmaJapanが起ち上げられています。AdobeXDと併用される理由はクラウド上で共同作業が可能という点や無料で利用できることなどが考えられています。

2.1 Figmaで提供されているプランには制限付き無料版と有料版に分かれている

Figmaでは3つの料金プランが提供されています。無料プランと月額12ドル、月額45ドルの3種類の料金プランでは、それぞれ対象となるユーザーが明確に分かれています。

無料プランでは利用できるファイルが3つまでに限られています。また起ち上げられるプロジェクト数に制限があり、無料版では1つのチームとプロジェクトしか所有することができません。有料版ではプロジェクトの規模や、抱えているデザイナーの案件数などによって使い分けるプランとなっています。

基本的に個人で使用する場合は、無料プランで問題はないですが、本格的に仕事でUIデザインツールを利用するようなプロのUIデザイナーであれば、有料版を利用することになるでしょう。

2.2 クラウドで共同作業を可能にしたFigmaの功績とは?

Figmaの最大の特徴はクラウド上でUIデザインの共同作業が可能ということでしょう。従来のUIデザインでは、デザインが完成したらデザインを書き出し、保存するデータ媒体を共有することでプロジェクトを進めることがほとんどでした。

また共同で作業をするとなると場所や時間を用意する必要があり、一度である程度デザインを完成させなくてはいけないため、細部までとことんこだわりたいという人には満足できる成果物にはたどり着けない問題点がありました。

オンライン上で複数のデザイナーと共同して作業ができるメリットは、プロジェクト全体の作業効率を上げ、最終的な決議者の意見まで取り入れられるため、完成度の高いUIデザインを完成させることが可能です。

3. Pixsoが次世代のデザインツールとして活躍できる理由

PixsoはFigmaやUIデザインの元祖Sketchの操作感から更に進化させることに成功しています。PixsoのUIデザインツールは初めて利用する人でも困らないようにマウスの操作に追従する設計となっています。ショートカットキーを覚えていなくても、マウスをメインで使用してデザインが可能なため、パソコンを利用したことのある人であれば抵抗なく作業に取り掛かることができるでしょう。

3.1 Pixsoは利用制限ナシ!無料プランでも自由度の高いUIデザインが可能

Pixsoのメインプランは完全に無料で利用可能です。UIデザインをする上で制限は一切設けられていないため、ユーザーにストレスを与えることなくサービスを利用することが可能です。

Figmaの無料プランでは3つのファイルと、所有できるチーム・プロジェクト数に制限がありますが、Pixsoではファイルの数もチームも、さらにプロジェクト数にも制限がないため無料UIデザインツールの決定版と言っても過言ではないでしょう。

3.2 ブラウザで作業する時でもサクサク共同編集が可能

Pixsoの代名詞は次世代のデザインコラボレーションツールです。最新のデザインツール業界のニーズに合わせた多くの機能を有しており、その中でも注目を集めているのはクラウド上での共同作業です。Figmaのネットワーク環境は動作が重くなるという不満を感じているUIデザイナーも少なくありません。Pixsoのクラウドサービスでは安定した環境とセキュリティを提供しており、複数人数で共同作業をしていてもサーバーが重くなることが少なく、快適に作業を進めることが可能です。

まとめ

今回はFigmaとPixsoを無料UIデザインツールの機能性、サービスなどさまざまな角度から比較してみました。ひとつだけ言える点は、FigmaでできることはPixsoでも全てできるということです。料金設定や、サービスでもFigmaより優れているPixsoが注目を集めていることは必然と考えられますね。

go to back
twitter share
facebook share