あやね
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投稿日 Jul 14, 2022, 更新日 Mar 13, 2023

1、UIデザインとは

UIデザイン(ユーザーインターフェースデザイン)とは簡単に言えばユーザーがwebサイトやアプリを快適に使うための設計をするデザインです。

UIとはUser Interface(ユーザーインターフェース)の頭文字を取ったもの。Interfaceには「境界面」や「仲介」などの意味があります。フォント、イラスト、入力欄などサイトとユーザーを「仲介」する要素がUIということですね。そしてそのUIをいかにユーザーにとって使いやすいものにできるかがUIデザインの本質です。

UIデザイナーは、これらのレイアウトとインタラクティブな要素を直感的で、アクセスしやすく、包括的にすることを目指しています。例えば、スマートフォンでウェブサイトやアプリにアクセスすると、通常は1つの画面が出てき、その画面のナビゲーションに従えば、目的の操作を実行できます。UIデザイナーは、目的の操作を容易にする要素とレイアウトを作成します。

ボタンの色や形、画面のレイアウトなど綺麗な見た目を作成することは重要だと思われがちですが、実はUIデザインはこのような装飾美をはるかに超えて、ユーザーが(サイトやアプリを)スムーズに使えるようにすることの機能美を重要視しています。

サイトまたはアプリを使用するときに、今アプリ内のどこにいるかが直感的に分かれます。また、ボタンを押したり、トグルスイッチを切り替えたりすると、どうなるかについてもよく理解できます。 UIデザイナーは、視覚的な手がかりを使用して、ユーザーを目的の操作に誘導します。

それでは、UIデザイナーが何をしていますか、UIデザイナーの年収と将来性はどうですか、そしてどのように始めますかを詳しく見てみましょう。

2、UIデザイナーの仕事内容

アプリやWebサイトなど、ユーザーが直接操作するサービスのデザインを行います。これには、次のようなさまざまなタスクが含まれています:

  • レイアウトの設計とページ要素の適切な間隔;

  • 既存の設計環境の改善と最新化;

  • 設計が複数のデバイスタイプに適応できることを確認する;

  • ボタン、スライダー、トグル、アイコン、ドロップダウンメニュー、テキストフィールドなどのインタラクティブな要素を視覚化にする;

  • カラーパレット、フォント、タイプセッティングの選択;

  • 会社またはブランドのデザインスタイルの一貫性を維持する;

  • ワイヤーフレームまたはハイファイ(hi-fi)レイアウトを作成して、視覚要素などを含むインターフェースがどのように操作するかを示す;

  • 開発者と連絡し、機能が意図したとおりに実装されていることを確認する;

  • デザインとユーザビリティーの変更の影響を分析するなど。

「UIデザイナーであることの大きな部分は、あなたがチームの一員であることです」、「他のチームメンバーと協力して、最終的に創造的なソリューションを生み出します。たとえば、バックエンドの問題、マーケティング戦略、UXフィードバックなど。あなたの仕事がそれらのやりとりをより効率的にするときに,チームワークは本当に役に立ちます。」カリフォルニア芸術大学のL.A.デザインスタジオCounterspaceの創設パートナーであり教職員であるMichaelWorthingtonは言います。

3、UIデザイナーに求められるスキル・技術力

UIデザイナーは、デジタルデザインに創造性をもたらし、技術的なスキルを使用してアイデアを実現できます。効果的なUIデザイナーは、幅広いスキルセットに依存しています。あなたはすでにこれらの重要なスキルのいくつかを持っているかもしれません、ぜひそれらをチェックしてください。

  • 共感力:シンプルで直感的な製品を作成することには、ユーザーの視点から考える必要があります。デザインを使用するユーザーを知っているからこそ、ユーザーのニーズに合わせて、使い勝手の良いインターフェースをデザインできます。

  • チームワーク能力:製品開発はチームの努力です。 UXデザイナーやユーザーリサーチャーと緊密に連携して、基本的なワイヤーフレームと情報アーキテクチャをプロトタイプに変換する可能性があります。また、フロントエンド開発者と協力して、設計をコードに変換します。場合によっては、ステークホルダーにデザインを提示するように求められることがあります。

  • デザインおよびプロトタイピングツール:利用するツールは、会社、設計している製品、または個人的な好みによって異なる場合があります。人気のUIデザインツールには、Sketch、Figma、Pixso、Axure、AdobeXDなどがあります。

  • 色彩理論:UIデザイナーとして行う重要な選択の中には、色とカラーパレットの決定が極めて大事です。これは見た目だけではありません。色はまた、機能を示唆し、ブランドアイデンティティをサポートできます。

  • タイポグラフィ:インターネット上の情報の90%以上は、テキスト形式で提供されています。それはそのような重要な役割を果たしているので、タイポグラフィは良いUIと悪いUIの違いを生む可能性があります。

ユーザーエクスペリエンス(UX)とユーザーインターフェース(UI)のデザインは密接に関連していることがよくありますが、2つの分野にはいくつかの重要な違いがあります。 UXには、ユーザーが製品やサービスで体験する全体的なエクスペリエンスが含まれますが、UIはグラフィックデザインとインターフェースに重点を置いています。

4、UIデザインの仕事を選ぶ理由

もしデザインに情熱があり、または製品開発やウェブデザインの仕事に興味があれば、UIデザイナーとしてのキャリアが良い選択かもしれません。チームのコラボレーションで、実際の問題の解決策を見いだし、ユーザーのより良い体験を提供します。

「UIデザインは、実用性と創造性を兼ね備えたキャリアを提供します」「創造的に問題を解決するには、脳が活発で魅力的な状態に保て、仕事も楽しくなります」と思われます。

5、UIデザイナーの年収

UI・UXデザイン支援サービスの提供やUI・UXデザイナーのマッチング事業を行っている株式会社グッドパッチが有価証券報告書で公表している2020年度の平均年収は620万円です。

また、同じく株式会社グッドパッチの求人を見ると、UIデザイナーの予定年収は450万円から1,000万円とされています。もちろん、企業の規模やスキルによって年収は変わりますが、参考値としてチェックしてみてください。

6、UIデザイナーの将来性

マシンやコンピューターの時代からユーザーインターフェースは存在していましたが、UIデザイナーの役割は比較的新しいものです。

IT・デジタル化が進みつづける今、特に専門的なスキルを扱うUI/UXデザイナーは、今後も高い需要が発生すると予想できます。誰でも気軽にはじめられるような職種ではなく、ユーザーの視点になったプロフェッショナルな経験が問われるポジションのため、高い将来性が期待できると言えるでしょう。

最近ではVR向けの3Dデザインや3Dインタラクションといった分野にもニーズが高まっているため、こうした新しいものにもキャッチアップしていけるUI/UXデザイナーなら、一生仕事に困らないはずです。

フリーランスという働き方を選ぶことで、自由に働き高い収入を得ることも可能です。仕事の範囲・役割が多岐に渡り、さまざまなスキルを持ち合わせるUI/UXデザイナーは、今後ますます必要不可欠な存在となるでしょう。

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