Webやアプリの制作において、UI/UXデザイナーは欠かせない存在です。ユーザーにとって使いやすく繰り返し使いたいと感じさせるデザインを作るという意味で、大変価値のある職業と言えるでしょう。
これからUI/UXデザイナーを目指したり、WebデザイナーからUI/UXデザイナーもやろうしたりしている方はたくさんいらっしゃるでしょう。しかしその一方で、具体的な仕事内容はどのようなものか、どのような人が向いているのか、年収はどのくらいか、そういったことがわからず目指すかどうか迷う方もいるかと思います。
この記事では、UI/UXデザイナーの仕事を深掘りして、仕事内容や向いている人、年収について解説してまいりますので、ぜひご覧ください。
1. UI/UXデザイナーとは?仕事内容を解説
最初に、UI/UXデザイナーとはどのような職業なのかを詳しく押さえておきましょう。
1.1 そもそもUI/UXとは何?
そもそもUI/UXとは何でしょうか。これはUIとUXが連なった語句で、よくIT分野ではセットで使われ、それぞれ異なった意味を持っています。
まずUIとは、「User Interface(ユーザーインターフェース)」の頭文字を取った略語で、コンピューターとユーザーの間をつなぐ機器や方法のことを指します。例えば、マウスやキーボードなどの周辺機器や、さらにWebデザインなどもUIの一つにあたります。
一方で、UXとは「User eXperience(ユーザーエクスペリエンス)」からきた略語で、製品やサービスを通してユーザーが得る経験や体験のことを指します。マウスやキーボードの操作感や、Webサイトやアプリの使用感がUXにあたります。
1.2 UI/UXデザイナーの仕事内容は?
一般に、Webサイトなどの作り手や運営者にとって、ユーザーにはできるだけ長くWebサイトなどに滞在してほしいものです。そして、様々な情報を得たり、あるいは商品やサービスの購入をしたり、そのような行動を期待しています。
そのため、サイトなどでのユーザー体験をより良いものにデザインし、さらにユーザーとの接点としてのインターフェースをユーザーにとって使いやすいものにデザインする必要が出てくるのです。UI/UXデザイナーは、そのようなUIデザインやUXデザインを制作するのが主な仕事内容となります。
2. UI/UXデザイナーに向いている人の特徴3選
UI/UXデザイナーを目指そうにも、自分が向いているのかどうか不安に思うのは当然のことだと思います。このパートでは、UI/UXデザイナーに向いている人の特徴を3つ紹介いたします。
2.1 ユーザー視点で考えて利便性を追求できる
UI/UXデザインの制作では、会社あるいはクライアントの目的や考えも重要ですが、最も意識したいのは「ユーザー視点」です。
前述の通り、ユーザーにはサイトなどに長く滞在してほしいものです。そのため、「どのようなサイトであれば長く滞在したいと考えるか」「どのようなアプリであれば便利だと感じるか」と考えられることが必要なのです。
2.2 新しいものや流行に興味がありデザインに取り入れられる
新しいものや流行をすぐに取り入れられるか、というのも大事な特徴と言えます。なぜなら、デザインは毎年異なった流行が生まれてくるためです。
さらに、ユニバーサルデザインのように今では当たり前の概念になったデザインのように、ただのトレンドではなく社会的な要請にも応えられるよう、各方面へアンテナを延ばしておくと良いでしょう。
2.3 数字や統計の分析が得意で論理的に考えられる
UI/UXデザイナーはクリエイティブな仕事をする一方で、論理的に分析する力が求められることもあります。
競合がどのようにUI/UXを構築しているのか分析できることはもちろん、時にはサイトのビュー数や滞在時間などの数字を統計的に分析し、より効果的なUI/UXを制作できる力も必要となることがあるのです。
3 UI/UXデザイナーの年収は?
次に、UI/UXデザイナーの年収について押さえていきましょう。いざ転身しても事業が成り立たなかったり生活できなかったりしては本末転倒です。十分理解しておきましょう。
3.1 UI/UXデザイナー全体の年収
まず、UI/UXデザイナー全体の年収についてです。求人サイトのIndeedの調査によると、2022年9月10日現在のUI/UXデザイナー全体の平均年収は約590万円となるようです。
これは、デザイナー全体や労働者全体よりも平均が高い傾向にあります。なお、地域や個別の会社によって差がありますので、詳しくは自分でご確認ください。
3.2 フリーランスのUI/UXデザイナーの年収
続いて、フリーランスのUI/UXデザイナーに限った場合の年収についてです。フリーランススタートの調査によると、2022年8月における想定年収は約756万円となります。
単純に比較すると、フリーランスの方が高年収と見受けられます。しかし、フリーランスは個人によって受注できる件数や金額が異なり、高額案件を多く受注している一部の人によって想定年収が上がっていることに注意が必要です。不安定な職業であることに変わりない、ということは十分に理解しておきましょう。
4. UI/UXデザインに役立つデザインツールPixso
最後に、UI/UXデザイナーの方にとって最適のデザインツール「Pixso」を紹介いたします。たくさんあるデザインツールの中で、今まさに最もおすすめしたいツールとなります。
4.1 Pixsoとは?
Pixsoは、2021年にリリースされたばかりである注目のデザインツールです。便利な機能が多数搭載されており、最新ツールなだけあって非常に高性能です。ワイヤーフレームの制作やその後のデザイン制作、さらにプロトタイプ制作など幅広い用途に対応しています。
その上、デザイン制作のそれぞれのフェーズの間をシームレスにそのまま移行できるので、デザイン制作をトータルしてカバーしている点も大変優秀と言えるでしょう。
4.2 Pixsoの特徴やメリット
Pixsoは他にも様々な特徴やメリットを備えており、例えば次のような特徴があります。
- 無料での利用が可能
- WEB上での利用が可能で、アプリのインストールの必要がない
- リアルタイムでの複数共同編集が可能
- WindowsやmacOSなど、ほとんどのOSに対応
- FigmaやAdobe XDなど、他の様々なデザインツールとの互換性がある
5. まとめ
UI/UXデザイナーとはどのような職業なのか、深掘りして紹介してまいりました。デザインを制作するだけでなく、そのデザインの先にいるユーザーを深く考慮する必要があることが、改めて分かったかと思います。そして、UI/UXデザイナーにとって、デザインを制作していくのに有効なツールとしてPixsoがおすすめです。ぜひ使ってみてください。