デザイン業界で現在話題が持ち切りの人気のデザインツールfigma。figmaはAdobeXDと肩を並べる世界的シェアを誇るデザインツールで、オンライン上で複数人で共同作業が可能なデザインツールとして多くのデザイナーに支持されてきました。ですが、figmaは2022年にAdobe社によって買収されたことで、現在はfigmaの代替デザインツールを探す動向が活発化しています。
この記事ではfigmaの代替品として注目を集めるPixsoとこれまでfigmaが抱えていた問題点、figmaのインポート・エクスポート機能について解説をしていきます。
1. figmaにpdfをインポートしようとするとエラーが出る
figmaはAdobeXDに並ぶ、世界的に多くのデザイナーが利用する人気のデザインツールです。クラウド上での共同作業が可能な非常に利便性の高いデザインツールですが、figmaはインポート機能に若干の難があります。
figmaでPDFをインポートしようとするとエラーが出てしまい、正常にfigmaに取り込むことができません。ここではfigmaでPDFをインポートする方法と対策を解説していきます。
1.1 エラー内容と対処法
figmaでPDFをインポートしようとすると以下のようなエラーが表示されます。結論から申し上げますとfigmaでPDFをインポートすることはできないようです。figmaは画像編集は苦手なため、グラフィックデザインなどは別のツールを使用してプロジェクトを進める必要があります。
figmaはPNGファイルに対応しています。そのためfigmaでPDFをインポートする場合、一度figmaが対応している規格に変換する必要があるのです。
1.2 pdfへのエクスポート・書き出しは問題無し
インポート機能には難のあるfigmaですが、エクスポート機能は充実しています。figmaは画像ファイルであればPNG、JPG、GIF、 ベクターファイルであればSVGに対応しています。またsketchへのエクスポートも問題なく利用できます。
ひとつ問題点があるとすれば、figmaはAdobe製品との相性が悪いことです。AdobeXDの規格であるXDファイルには対応してないため、Adobe製品との互換性には期待が持てません。Adobe社がfigmaを買収したことで、今後サービスの改善が実施される可能性は十分に考えられるでしょう。
1.3 figmaに足りないものとは?
figmaに限らず、他社のデザインツールはジャンルに特化した仕様となっていることが多いです。例えばfigmaであればクラウド上の共同作業があたります。画像編集やグラフィックデザインはカバーできていません。またAdobe製品もillustrator、Photoshop、AdobeXDなど各ジャンルに分けて、製品を細分化しています。
Adobe製品同士は互換性に優れているため、問題なく使用できますが、作成するデザインごとにツールを切り替える手間はストレスを感じるデザイナーも多いのではないでしょうか?対応幅の広いツールが今後のデザイン業界には必要不可欠となります。
2. figmaの代替品・Pixsoはインポート・エクスポートが自由自在
Adobe社のfigma買収を受けて、脱Adobe、脱figmaの流れはしばらく続きそうです。代替品を求めるデザイナーのニーズには、無料で使用できる、クラウド上で共同作業が可能、ユーザビリティが高いといったポイントがあるでしょう。
今回紹介するデザインツール・Pixsoはfigmaの上位互換として注目を集めています。ひとつのデザインツールで幅広いプロジェクトを完遂することができるPixsoの特徴を3つに分けて解説をしていきます。
2.1 Pixsoはあらゆる形式に対応
無料で利用可能なデザインツール・Pixsoはインポートやエクスポートでユーザーに不満を与えることはないでしょう。Pixsoのインポート機能は画像規格のSVG、PNG、JPEGに対応しています。また他社デザインツールとの互換性も問題ありません。
これまでAdobeやfigma、sketchなどのデザインツールの既存ユーザーに対しても相互で対応しているため、メインのデザインツールの切り替えにも対応可能です。
またPixsoはエクスポート機能も充実しています。AdobeXDはもちろんPDFやsketchなどの規格にも柔軟に対応しているため、せっかく作成したデザインを変換する必要はもうありません。作成したデザインを別の規格に変更した場合、うまく表示されない、色合いやコントラストがズレるなどの弊害がありました。
Pixsoはインポート・エクスポートどちらにも優れた無料のデザインツールであることが分かります。
2.2 次世代のコラボレーションデザインツール
Pixsoがfigmaの代替品として候補に挙げられるには理由があります。
figmaはかつてクラウド共有ができるデザインツールが無かった頃に、デザイン業界のニーズを先取りし台頭しました。figmaユーザーはクラウド上での共同作業に魅力を感じてfigmaを利用しているハズです。
次世代のコラボレーションデザインツール・Pixsoはfigmaの上位互換版として考えてもらえればわかりやすいでしょう。figmaは必要最低限な機能のみ搭載しており、ユーザーが必要とする機能をプラグインで追加して利用します。figmaはプラグインを複数入れると、動作が不安定になる、クラウド上での共同作業時に重たくなるといった課題点を抱えています。
Pixsoは予めユーザーが利用するであろう機能を幅広く搭載しており、その上でクラウド上での共同作業を可能とするシステム設計となっているため、安定した通信環境でスムーズな共同作業が可能です。
2.3 安心の日本語対応
日本人デザイナーがデザインツールを初めて使用する際に、まず最初の関門は言語設定でしょう。
世界的なシェアを誇るAdobeやfigmaの標準言語は英語です。デザインツールを開発する企業の多くは日本以外の海外を拠点としています。日本人デザイナーは全く使い方が分からないツールが英語表記されていることで、かなりのストレスを感じるでしょう。デザインツールに抵抗感を覚えるデザイナーの多くはデザインツールの専門性の高さと、言語設定でつまづくことになるのです。
Pixsoは英語・日本語・中国語・韓国語に対応しています。言語の切り替えはアカウントページやログインページからいつでも切り替えることができるため、アジア圏を幅広くカバーしているデザインツールと言えます。Pixsoは日本語に標準対応している数少ないデザインツールです。
まとめ
2022年はデザインツール業界は非常に活発な動きを見せています。Adobe社のfigma買収によって、無料で利用可能なデザインツールを求めるニーズは今後も加速するでしょう。
figmaのコンテンツとしての特徴はクラウド上で共同作業が可能という点です。次世代のコラボレーションデザインツール・Pixsoは無料利用ができ、機能性が充実しているデザインツールです。Adobe製品やfigmaの使用感を踏襲しているため、これまで他社のデザインツールを使用していた人でもスムーズに利用開始ができるでしょう。