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あやね
あやね

投稿日 Jul 20, 2026, 更新日 Jul 28, 2026

WebデザインやアプリのUI設計、資料作成など、デザインの現場では「良い素材をどれだけ持っているか」が作業スピードとクオリティを大きく左右します。ゼロから写真を撮影したり、アイコンを一つひとつ描き起こしたりする時間は、実務ではなかなか確保できないものです。

とはいえ、素材サイトは世の中に数え切れないほど存在するものの、実際に「商用利用OKで、素材の質も高く、検索もしやすい」サイトとなると、意外と選択肢は限られてきます。とくに日本語での検索に対応しているかどうかは、日々の作業効率に直結する地味に重要なポイントです。

この記事では、無料で使える素材サイトと、有料でクオリティを担保できる素材サイトに分けて、それぞれおすすめを5つずつ紹介します。プロジェクトの規模や予算に合わせて、使い分けの参考にしてみてください。

無料で使えるデザイン素材サイト5選

まずは費用をかけずに使える素材サイトから見ていきましょう。個人プロジェクトやスタートアップの初期フェーズ、社内資料作成など、コストを抑えたい場面で特に頼りになる存在です。

1. Pixso

pixso

Pixsoは本来、複数人でリアルタイムに共同編集ができるUI/UXデザインツールですが、実はツール単体の機能だけでなく、デザイナーが投稿した素材を自由に閲覧・利用できる「コミュニティ」を無料で提供しています。

ここが便利なのは、素材を探すだけでなく、そのままデザインツール上で編集・カスタマイズまで一気通貫でできてしまう点です。UIコンポーネントやアイコン、デザインシステム、イラスト、ワイヤーフレームまで幅広くカバーしており、WebサイトからモバイルアプリのUIまで、用途を問わず活用できます。素材を探す→ダウンロードする→別のソフトで開き直す、という一連の手間が省けるのは、日々の制作フローの中で地味に大きい違いになります。

登録も簡単で、コミュニティ自体の利用料はかかりません。「ツールと素材を分けて管理したくない」というデザイナーには、まず候補に入れておきたいサービスです。

2. Unsplash

世界中のフォトグラファーが写真を投稿する、海外発の代表的な無料写真素材サイトです。日本国内のデザイン案件でも、Unsplashの写真を目にする機会は年々増えています。

Unsplash

Unsplashの特徴は、単に写真の枚数が多いだけでなく、全体的にトーンが統一されていて「そのまま使ってもサイトの雰囲気を壊さない」写真が多いことです。自然光を活かした人物写真や、余白を活かした風景・プロダクト写真など、洗練された雰囲気のビジュアルを求めている場合に特に相性が良いサイトといえます。

商用利用も可能で、多くの場合クレジット表記も必須ではありません(ただし投稿者への配慮として表記が推奨されるケースもあるため、利用規約は都度確認しておくと安心です)。検索は英語がベースになるため、キーワードは英単語で入力する方がヒット率は高くなります。

3. Pixabay

Pixabayは、写真だけでなくイラスト、ベクター素材、動画、さらには音楽や効果音まで扱う、総合力の高い無料素材サイトです。

Pixabay

写真・動画中心のUnsplashと比べると、Pixabayは素材の種類がとにかく豊富なのが強みです。バナー制作でイラストが欲しい、動画編集でBGMや効果音が必要、といった複合的なニーズにも一つのサイトでまとめて対応できます。素材は独自のPixabayライセンスのもとで提供されており、商用利用も基本的に問題ありません。

検索機能は多言語に対応しており、日本語での検索もある程度は可能です。ただし、コミュニティの投稿者は海外ユーザーが中心のため、日本語で検索した際にヒット件数が英語検索より少なくなる傾向はあります。日本特有のシーンやモチーフを探すときは、後述する日本発のサイトと併用するのがおすすめです。

4. 写真AC・イラストAC

写真AC・イラストAC

日本国内で圧倒的な知名度を誇る、日本発の無料素材サイトです。写真素材は「写真AC」、イラスト素材は「イラストAC」と分かれていますが、運営元は同じで、片方に登録すればもう片方も同じアカウントで利用できます。

最大の強みは、何と言っても「日本人の感覚に合う素材が多い」ことです。オフィスのビジネスシーン、季節の行事、和食、日本の街並みなど、海外の素材サイトだとなかなか見つからない、日本の生活や商習慣に根ざしたビジュアルが充実しています。企業のオウンドメディアや社内資料、日本国内向けのプロモーション素材を探すときには特に重宝します。

利用にはメールアドレスでの無料会員登録が必要で、ダウンロード数には無料会員向けの上限が設けられています。頻繁に利用する場合は、上限を気にせず使えるプレミアム会員への切り替えも検討する価値があるでしょう。

5. いらすとや

いらすとや

説明不要なほど、日本で広く知られているフリーイラスト素材サイトです。役所の案内資料からニュース番組のフリップ、企業のプレゼン資料まで、あらゆる場面で見かけたことのある人がほとんどではないでしょうか。

ゆるく親しみやすいタッチのイラストが特徴で、堅くなりがちな内容も柔らかい印象に変えてくれます。特に医療・福祉・教育・行政など、幅広い世代に向けて分かりやすく情報を伝えたい場面との相性は抜群です。

無料で利用できますが、素材によっては一つの制作物あたりの使用点数に上限が設けられているなど、細かい利用条件が定められています。商用利用を予定している場合は、事前に公式サイトの利用規約を確認しておくことをおすすめします。

有料でクオリティを担保できるデザイン素材サイト5選

続いては、費用はかかるものの、素材の質やライセンスの安心感を重視したいときに頼れる有料サイトを紹介します。クライアントワークや、著作権リスクを絶対に避けたい商用プロジェクトでは、有料サイトの利用を選ぶデザイナーも少なくありません。

6. Adobe Stock

Adobe Stock

Adobe StockはPhotoshopやIllustratorでおなじみのAdobeが提供する、公式の素材サービスです。写真・イラスト・ベクター素材・動画・テンプレートまで幅広く揃っており、なんといってもCreative Cloud製品との連携がスムーズなのが最大の魅力です。

PhotoshopやIllustratorの画面内から直接Adobe Stockの素材を検索し、そのままドキュメントに配置できるため、他サイトから素材をダウンロードして読み込み直す手間がかかりません。作業の途中でイメージに合う素材を探したいときのスピード感は、他のサイトにはない強みです。

料金プランは月額制のサブスクリプション、必要な分だけ購入できる都度課金プランなど複数用意されており、利用頻度に合わせて選べます。無料で試せる素材も一部用意されているため、まずは操作感を確かめてから本格導入を検討するのも良い方法です。

7. PIXTA

PIXTA

PIXTAは日本国内で長く運営されている、国内最大級の有料素材プラットフォームです。写真・イラスト・動画・音楽まで扱っており、アジア圏、特に日本国内のビジネスシーンや暮らしを撮影した素材の層の厚さに定評があります。

海外発の素材サイトでは、どうしても欧米圏のシーンや人物が中心になりがちですが、PIXTAは日本人モデルの写真や、日本国内でしか撮れないような風景・行事の素材が豊富です。日本市場向けの広告制作やマーケティング資料を作る際、違和感のないビジュアルを見つけやすいのは大きな安心材料になります。

料金体系は素材を個別に購入する都度課金と、一定期間内に決まった点数をダウンロードできるサブスクリプションの両方が用意されており、プロジェクトの規模に応じて選択可能です。

8. Getty Images

Getty Images

Getty Imagesは、報道写真からエディトリアル向けの写真、ハイクオリティなコマーシャル素材まで幅広く扱う、世界的に権威のある素材ブランドです。

特にニュースやスポーツ、著名人に関連する写真素材では、他のサイトでは代替が難しいアーカイブを保有しています。企業の広報活動やメディア関連のコンテンツ制作など、素材の出所や品質に高い信頼性が求められる場面で選ばれることの多いサービスです。

一点だけ購入するパターンから、サブスクリプションで継続的に利用するパターンまで、複数のライセンス形態が用意されています。価格帯は他の素材サイトと比べてやや高めに設定されていることが多いため、予算感を事前に確認したうえでの利用がおすすめです。

9. Shutterstock

Shutterstock

Shutterstockは世界的に利用者の多い、大手の有料素材プラットフォームです。写真・ベクター素材・動画・音楽まで、幅広いカテゴリーをカバーしています。

大きな特徴は、素材の総数が非常に多く、同じテーマでも複数のバリエーションから選べる点です。「似たイメージの素材をいくつか比較しながら選びたい」というときに、選択肢の広さがそのまま強みになります。海外向けのプロジェクトはもちろん、グローバルに展開する企業のコンテンツ制作でもよく利用されています。

料金プランは月額制のサブスクリプションが中心で、ダウンロードできる点数によって複数の階層に分かれています。まとまった数の素材を継続的に必要とするチームやプロジェクトに向いている料金設計といえるでしょう。

10. Freepik

Freepik

Freepikはベクターイラスト、PSDテンプレート、モックアップなどを中心に扱う素材サイトです。無料プランでもある程度の素材は利用できますが、真価を発揮するのはプレミアムプランに切り替えたときです。

無料プランではダウンロード数に制限があり、素材によってはクレジット表記が必須になりますが、プレミアムプランに加入すると、その制限がなくなり、より高品質なプレミアム素材にもアクセスできるようになります。特にバナーやチラシ、SNS投稿用のグラフィックなど、テンプレートをベースに手早く仕上げたいデザイン業務との相性が良いサービスです。

デザインの土台となるベクター素材やテンプレートの層が厚いため、一からデザインを組み立てる時間を短縮したいときの心強い味方になってくれます。

まとめ

無料の素材サイトは、スピード感を持って手軽にビジュアルを揃えたいときや、個人プロジェクト・社内向け資料など予算をかけにくい場面で特に力を発揮します。一方で、クライアントワークやブランドイメージを大きく左右する制作物では、ライセンスの安心感や素材の独自性を重視して、有料サイトを組み合わせるという選択肢も十分に検討する価値があります。

まずは無料サイトから使い始めて、案件の規模や求められるクオリティに応じて有料サイトを取り入れていく、という段階的な使い分けが現実的でしょう。ツールと素材を一つの環境でまとめて管理したい場合は、Pixsoのようにデザインツールと素材コミュニティが一体化しているサービスから試してみるのもおすすめです。

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