デザインハンドオフの目的は、開発者が画面を見て推測しなくても、意図した動作を実装できる状態にすることです。ユーザーの目的、コンポーネントのルール、状態、素材、受け入れ条件を1つのファイルにまとめます。
まずはPixsoのプロトタイプで主要な導線を示し、画面だけでは伝わらない判断を横に記録しましょう。

1. 対象範囲とユーザーの目的を決める
画面が支えるタスク、入口、成功とみなす結果を書きます。対象外も明記すると、完成度の高いモックアップがすべての例外を含む仕様だと誤解されません。
2. コンポーネントとバリアントのルールを記録する
再利用する部品ごとに、用途、必須プロパティ、使えるバリアント、文字数の上限を示します。デフォルト値と意図的に選んだ値を分け、無効・フォーカス・選択中・権限不足の状態も記録します。
3. 状態、レスポンシブ、アクセシビリティを示す
ローディング、空、エラー、成功、部分表示を同じ導線につなぎます。画面幅が狭くなったとき、文字が折り返すとき、キーボードで操作するときの挙動も確認しましょう。仮の短い文字だけでは、はみ出しや翻訳の問題を見落とします。
4. 素材、トークン、書き出し方法を準備する
素材の名前、出典、用途、形式を使用するフレームのそばに書きます。色・文字・余白・影は生の数値ではなくトークンを参照し、トリミング、代替素材、ダークモード版が必要なら明記します。
5. 受け入れ条件と担当者を決める
未解決の点を、確認条件、期待する結果、承認者のメモに変えます。判断が変えるフレームやプロトタイプの遷移もリンクしましょう。仮定を承認済みの要件として扱わないことが大切です。
| 項目 | 添える証拠 | 確認担当 |
|---|---|---|
| 目的と範囲 | 入口、成功条件、対象外 | プロダクト・デザイン |
| コンポーネント | プロパティ、バリアント、状態 | デザインシステム担当 |
| 表示と操作 | 幅、フォーカス順、文字量、復旧 | デザイン・開発 |
| 素材とトークン | 出典、形式、参照先、代替 | デザイン・フロントエンド |
| 受け入れ条件 | 条件、結果、証拠、承認者 | 機能担当 |

ファイルを渡すだけで終わらせない
実装前にプロダクトと開発で主要導線を確認し、リスクの高い不明点から解決します。実装で画面が変わったら、影響する判断とチェック項目も更新しましょう。