UIステートマトリクスは、タスクの進み方に応じてユーザーが何を見て、何を操作できるかを整理する表です。ローディング、空、エラー、部分表示、成功を先に設計すると、実装後の抜け漏れを減らせます。
PixsoのUIデザイン共同作業なら、マトリクスと画面、レビューの判断を同じ場所で更新できます。

1. タスクと変化のきっかけから始める
ユーザーの目的を一文で書き、データの有無、通信、権限、画面幅、入力など、表示を変える条件を列挙します。部品名の一覧ではなく、判断に結び付いた表にするのがポイントです。
2. 似て見える状態を分ける
一覧が空なのは、データがない、フィルターで隠れている、検索結果がない、という別の理由かもしれません。権限不足や前提条件の未達でボタンを無効にする場合も、次の操作が違うなら別の行にします。
3. 行をレビューできる画面に変換する
同じタスクの通常、ローディング、空、エラー、部分表示、成功のフレームを作り、条件を画面内に表示します。サンプルデータをそろえ、重要な遷移をプロトタイプでつないで動作を確認します。
4. 復旧とデータ保持を設計する
成功しない状態にも、次にできることか、操作できない理由を示します。通信エラーには再試行、初回の空状態には追加の導線を用意し、失敗しても入力値やフィルターを消さないようにします。部分表示では確定した情報と保留中の情報を分けます。
5. 幅、入力、内容を変えて検証する
最小幅、長いラベル、遅い応答、キーボード操作、異なる権限でマトリクスを確認します。自動テストで確認する行と、手動レビューが必要な行を記録し、表示、操作、担当者、受け入れ条件をそろえます。
| 状態 | 確認する問い | 画面で示すもの |
|---|---|---|
| ローディング | 待っている間に何が分かり、何ができるか | 進行表示、文脈の保持、キャンセルや再試行 |
| 空 | なぜ空で、次に何をすればよいか | 理由に合う説明と追加・解除・条件変更 |
| エラー | 何が失敗し、安全に復旧できるか | 原因、入力の保持、復旧導線 |
| 部分表示 | 今どの情報を信頼できるか | 確定行、保留表示、更新方法 |
| 成功 | 完了したとどう分かるか | 確認、保存状態、次の操作 |

マトリクスを判断の記録にする
各行をフレームや遷移にリンクし、要件が変わったときに影響する画面、文言、テストが分かるようにします。古い前提が静かに残るのを防げます。